人に誘われて、『男たちの大和/YAMATO』という映画を見に行った。非常にメッセージ性の強い映画で、涙が止まらなかった。それぞれの登場人物のセリフの一つ一つから、それぞれの様々な想いを感じることが出来て。
昭和20年4月7日、北緯30度43分、東経128度4分。アメリカ軍の攻撃を受け、「世界最大最強の戦艦」大和は、東シナ海350mの暗い海の底へと沈んでいった。乗組員3333名、そのほとんどは10代半ばから20代の男達だ。
明日生きていられるのかどうかもわからない中で、それでも必死に、家族や愛する人、そして自分の国を守る為に人々が戦った時代。それを我々は教科書とテレビ番組で知る。今や戦争は遠い昔の話で、日本は当時からは想像も出来ない程平和で繁栄している。
ただいつまでも変わらないものもあって、それは、多くの人達が命を懸けて守った大地にこれからも我々は生きていく、ということ。
昨年同様、今年も靖国神社へ参拝に行ってきた。遊就館の厳かな雰囲気は、何度足を運んでも身が引き締まるものがある。
2001年から2005年の間毎年、小泉首相は靖国神社を参拝している。諸外国からはあまり良い顔をされないし、外交を考えるなら靖国参拝がプラスになることはない。だが、例え各国から批難を受けようとも、参拝は続けて欲しいと切に願う。
外務省の発表している『靖国神社参拝に関する政府の基本的立場』に、以下のようにある。
小泉総理は、今日の日本の平和と繁栄が、戦没者の尊い犠牲の上に成り立っているとの強い思いを抱いている。そして、祖国のために心ならずも戦場に赴き命を落とさなければならなかった方々に対し、心からの哀悼、敬意及び感謝の気持ちを捧げると共に、戦没者が目にすることができなかった今日の日本の平和と繁栄を守ることの重要性を自覚し、不戦の誓いを込めて、総理の職務としてではなく、一人の国民としての立場で靖国神社に参拝している。
右だとか左だとか、顔色とか立場とか。そんな話には振り回されず。ただ故人に感謝を捧げ、不戦の誓いを。小泉首相が行動で示し続ける想いを、そろそろ国民が真摯に受け止めてみてもいいんじゃないだろうか。