@niftyラボで
クチコミサーチWiPiなるサービスが開始された。本やゲームといった商品に対してレビューを行っているブログを検索・解析し、ブログ上でどんな商品が話題になっているのかを知ることが出来る、というサービスだ。
一見するとTechnoratiの二番煎じサービスだが、どうやらそうではないらしい。
WiPiでは商品に関するエントリを閲覧することが出来るが、さらにそのエントリが商品をどう評価しているか、ということも知ることが出来る。つまり、そのエントリの内容を分析し、文意を解釈しているのだ。
CNETによれば、これは富士通のグループ会社アクセラテクノロジのブログ収集/検索技術と、富士通研究所の自然言語処理技術をベースに開発されたものらしい。
実際にWiPiを使って商品に対するレビューのエントリをいくつか見てみたが、コメント欄に商品名がたまたま書いてあったものが「星5つ」だったりと、やはりまだテキストマイニングの精度は低いようだ。microformatsも利用されているようなので、これに関しては今後向上していくだろう。
このサービスが素晴らしいのは、ユーザが「共有の空間」にレビューを書き、それを全て自動で集計・解釈して総意を導く、といった、WebにおけるCGM形成の一つの理想的な流れを実装していることだ。
可能性をもてはやされているCGMだが、実際のところはどうなのか。今後の展開が楽しみだ。
参考
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WiPiスタッフブログ