昔読んだ本も、時間をおいて読んでみるとまた全然違った顔を見せてくれる。最近は兎の眼を読んだ。
人はいろいろな出来事から、日々影響を受けて成長していく。その中でもとりわけ多くの影響を与えるのが小学校の先生だろう。そりゃそうだ。人格形成ってよばれる時期を、家で親と接する時間よりも多く子供と共有してるんだから。
俺は多分その辺はわりとついていて、尊敬も出来るし好きだったし、まあいい先生にめぐりあえたんじゃないかなと思う。
ただ最近じゃろくな教師がいないなんて話をよく聞く。もし本当にそうなら、それってすごく悲しいことだ。
結局、未来を創っていくのは新しい世代で、そういった意味での教師の責任てのはほんとに大きなもんなんだと思う。自覚があったって大変だろうに、自覚もない奴に出来るわけがない。
読みながら、そんなようなことを考えた。懐かしい本だった。