放送と通信と日常と
by tkt33
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キャズム会議と放送と通信
 先日、第4回「キャズム会議」に参加させていただいた。

 内容レポートやらまとめやらは他の方がたくさんされてるので、本会議に参加して感じた「テレビ×インターネット」を放送と通信を絡めて書いてみようと思う。和蓮さん、今更感むんむんでごめんなさい。




 「テレビ×インターネット(+放送)」の今後に関しての個人的な想いとしては、いずれはテレビで見ているコンテンツが、放送で送られてきたものか通信で送られてきたものかわからなくなる時代が来るんじゃないか、ってとこだ。
 「テレビ×インターネット」ってのは今まさに黎明期なわけで、実際にそうなるのはものすごく先の話だろうけど。

 それをふまえて、今回参加した上で非常に良かったのは、「テレビ×インターネット(+放送)」における各プレイヤーの立ち位置的なものがなんとなく窺い知れたことだ。特に、Yahooさん(の立ち位置)に至っては完全に勘違いしていた感があったので。

 テレビで視聴するコンテンツが、「放送からか通信からか」わからなくなる時代になると、Yahooさんのような力のあるコンテンツプロバイダは、今でいう放送局のような存在になることが可能だ(理屈の上では)。
 当然Yahooさんもそういう方向を目指しているんだろうと考えてたんだけど、どうやら現状はそうでもないらしい。時間がなかっただけかもしれないが、会議中にはキラーコンテンツであるはずの動画関連のデモもほとんど行われていなかった。

 変わりに出てきたのが「Yahoo Everywhere構想」だ。朝起きてから寝るまで、生活の中のあらゆる場所でインターネットに接続できる環境を、という話で、雰囲気としては、パソコンに向かっていない時間もインターネット(Yahoo)に触れてほしい、という感じだ。これの取っ掛かりとして、まずテレビを、ということだったんだろう。

 懇親会でもちらっとお話させていただく機会があったのだが、「放送局さんと喧嘩する気は全然なくて、むしろインターネットを通じた放送外収益を得るお手伝いをしたい」というようなことも言っていた(ような気がするのと、あくまで個人的な立場でのお話です。)。

 例をあげると、「音楽番組で流されていた楽曲の配信サービス」とか「ドラマで俳優が着ていた服の通販サービス」みたいな。ただこれって、地デジのデータ放送開始時にも似たようなことは考えられていて、データ放送の二次リンクでいろいろ出来ないかなんて言われてたんだけど、結局権利関係でがんじがらめになって頓挫したという話だ。


 一方のSHARPさん的にもわりと冷ややかな感じで、「ユーザーさんは、家に帰ったらとりあえずテレビをつけて、面白ければそのまま見るし、そうでなければ適当にザッピングをしてあとは垂れ流し、という利用のしかたをしている方がまだ圧倒的に多いんじゃないか」というようなことを言っていた。

 もちろん、今回のような「Yahoo! JAPAN for AQUOS」における「Exシステム」という新しいチャレンジはしていくんだけど、「テレビにまた新しい機能がつきましたよ」と言っているように聞こえてしまった。


 なんかだらだら書いてきて、ここまで読んでくれた方がもしいたら申し訳ない感じなんだけど、会議に参加して感じたことをまとめると、放送と通信って劇的に融合を果たすんではなくて、やっぱり今まで通り「なんとなく」融和していくことになるんじゃないか、ということだ。
 ただ一歩進んだ未来は、インターフェースが「PC+テレビ」ではなく「テレビ」にもなるよ、と、そういうイベントだったんだと思う。

 ちなみに、冒頭にも書かせていただいたが、あくまで「放送と通信」という観点からの感想であることはご承知置き願いたい。フルHDでの flickr は非常に感動的だったし、見せていただいたデモは素晴らしかった。

 放送も通信もただのインフラに過ぎないわけで、2つのインフラをインターフェースとして繋ぐテレビには大きな可能性があると思う。メーカー各社はとても楽しそうだ。
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by tkt33 | 2008-10-24 18:42
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